クワガタの養殖方法

オオクワガタは日本各地に生息していますが、北海道では一部の地域にしか生息していないようです。さらに、北海道でオオクワガタが採集された例はほとんどないために、道南産と呼ばれる北海道産のオオクワガタは、小ぶりながら希少価値があります。


同じように、四国でもオオクワガタがあまり採れないことから、四国産も貴重で人気があります。純国産のオオクワガタは、日本全国に分布しているとはいえ、実際生息しているのは、限られた一部の地域のごく限られた場所です。したがって、天然のオオクワガタを採集することは至難の業であり、素人にはほぼ不可能といってもいいくらいです。


オオクワガタは、以前には絶滅の危機に瀕していましたが、その後の飼育方法や養殖方法の研究の成果によって、現在では簡単に飼育できるようになっています。自然に生息しているオオクワガタの数は年々減ってきており、外国産オオクワガタの輸入が解禁されることにより、徐々に雑種化していくであろうと思われますが、純国産のオオクワガタの血統と個体数は、現在多くのブリーダーの手によって維持されているのです。


オオクワガタを手に入れるには、ペットショップやホームセンターなどの店で買う方法と通信販売で買う方法があります。店で買う場合は、クワガタの専門店でないと大きさや形と値段に多少問題があるようです。専門店では売れないようなものが、割高で売っている場合もあるので注意しましょう。